母の死から2週間。
こんばんはhachiです。
母が亡くなって2週間が経ちます、色んな手続きなど父の代わりに走り回っております。
母の死はしっかり受け止めておりますが、ここ数日涙が出てしまう方が多くなりました。理由は様々ありますが大きくは2つ、
母の物を整理するのがつらい。
買い物に行くと母と一緒に買い物した記憶がよみがえり涙が溢れてしまう事。
ほぼこの2つです、自分でもわけがわからないけど涙がぼろぼろ溢れて止める事が出来ないんです、買い物中にぼろぼろと涙が…マスクがあって良かったと思っています。
私は母の膵臓癌がわかるまで26年間一緒に暮らしていなかったので思い出すのはまだ母が少しだけ若くて、実家に帰省した時に私の好きなものを買いに行く時の母、嬉しそうに普段より少し豪華なものを何でも買ってくれた母、そんな母を思い出してしまいダメなんです。
なぜもう居ないんだろう…人はいつか死ぬしそれが今だっただけ、いつかは来る別れが今来たのだとわかっていてもダメですね。
最近冷静に母の病気になった時から今までを振り返ります、後悔はないけれど選択してきた事に違う道もあったのではないかなど、このブログを読んでくれた方にもし同じような出来事が起きた時、後悔は無いと思えるように私が感じた事など少しずつ書いていこうと思います。
しばらく放置してしまったピーマンが赤ピーマンになってました、食べられるようなので食べようと思います。
2020年9月18日 母永眠。
こんばんはhachiです。
9月18日21時40分、母、永眠致しました。
最後はゆっくりと少しづつ心拍数が下がり、呼吸の間隔が長くなり、心拍数が0に…
本当にゆっくり、ゆっくりと旅立ちました。
人間の命はこうして終わっていくのだと、癌という病気ではありましたが最後は苦しまなかったこと、家族で見守れたこと、最良の最後だったと思えます。
それからは親戚への連絡や、退院の諸々など母の死の余韻に浸ることも出来ないくらいダダダダーっと色々なことをし、家についたのは深夜2時。そして翌日は朝8時からお寺、葬儀場との打ち合わせ、日程を決めたら親戚、父、兄の職場への連絡、母のメイクなどなど、こんな忙しい時に親戚のおばさんからTEL、家に来たけど誰もいないのはどうしてかと…家でお通夜はしない、今葬儀場で打ち合わせだと伝えたところ迎えに来てくれと…冗談じゃないよ!ここからはもうイライラしっぱなし、そのままお通夜の時間まで家に居座られ、関係ない話をされコーヒー飲みたいだの、お腹が空いただの、私は母の棺に入れたいものをゆっくり決めたいのに、どうしてこういう時にこんな仕打ちをするんだろうか。
今まで数十年会っていない親戚にこんな仕打ちをされるなんて、そして母がいなくなった途端に家を自分の家のようにウロウロ、私はこれからどうするのか、母がいなくなったから自分が責任を持とうと思っていると…
余計なお世話です!私もういい大人ですし結婚もしないですし、仕事をして普通の生活は出来ますからお願いだからほっといて下さい!
この親戚はAとしましょう、子供のいない親戚Bも最悪で母がいなくなったら今度は自分が世話をしてもらおうと私に言い寄ってきています、一緒に住んであわよくば養子に来てもらおうと、本当ごめんなさいですが何があってもそれはしたくありませんから…
ほ!ん!と!う!に!最悪です!!!
こんな調子でお通夜、告別式まで付き纏われ本当に本当に嫌でした、母と最後の夜を静かに過ごしたかったのに…これだけは悔しい、ずっとこの悔しさは忘れないと思います。
告別式のお花の祭壇。
ブルーと紫と白、綺麗だった。
それと最後にこのブログを読んでくださっている方、Twitterで私と絡んでくださった方、励ましのコメントを下さった方、本当にありがとうございました、母はいなくなりましたがこれから介護離職からの自分の人生を見守ってくださると光栄です。
2020年9月17日 面会
こんばんはhachiです。
今日は母は声をかけても反応がないことが多く、血圧も52、いつ何があってもおかしくない状況です、今日は病室に泊まります。
母の兄弟に連絡をし面会に来てもらいました、あと孫二人にも、今世の中がこんな状況なので家にいてもほとんど人には会えずにいました。
最後会っておいた方が良い人たちには面会してもらったので少し心が楽になりました。
家に居る父が心配なのですが数日間は食事とかちょっと我慢してもらって何とかしのいでもらおうと思います。
今は寝ている母、昼間は苦しそうでしたが今は落ち着いています。
もしもの時の手配も済ませました、コロナウィルスの影響で母には申し訳ないのですが盛大には無理そう…でもしてあげられることはしてあげようと思います。
病院は静かです、仮眠ベッドを用意してもらいましたが眠れそうにありませんね。
今夜は新月ですね、空は暗いです。
2020年9月16日 見ているのが辛い
こんばんはhachiです。
今日は母は、ほぼ色んなことがわからなくなっています、寝ているのか、起きているのか目は開いてるのか開いてないのか…
話しかけても反応がありません、何の反応がない母の横で涙が止まらなかったです。
辛いな…
癌で死ぬというのはこう弱っていくのかと、でも母が意識が朦朧としていた方が楽なのではないか…そんな風に思っています。
今日はこれ以上書けない…
2020年9月14日 血圧が70まで下がってしまいました
こんばんはhachiです。
母の血圧が70まで下がってしまいました。
息も苦しそう、ずっと何かを喋っているけれど、何か夢と現実の間にいるみたいです、話し方も酔っ払いみたいな喋り方…意思疎通は取れません。
看護師さんに呼ばれてもういつどうなるかわからないですと、わかってはいましたがいよいよその時が近いのかなと。
でもなぜか悲しい気持ちよりもあれしなきゃ、これしなきゃ、とかそんなことが頭の中をグルグルしています。
夜、付き添いも可能ですよと…本来であれば付き添いをしていたいのですが家では父が体調を崩しています、あぁもうどうしたら良いのか、あっちでもこっちでも具合悪くて私はどうしたら良いんだぁぁぁと少しキャパオーバー気味です。
あとどれくらいだろう、これ以上苦しい、痛いそうならないと良いな…それが一番です。
家も片付けておかないと…
今日は頭の中も整理しないとだし、今日はこの辺で…
2020年9月13日 今までで一番悪い状態
こんばんはhachiです。
今日の母は、呼吸が荒く苦しそうで病室にいるのが辛かったです。
胸水がまた溜まり肺を圧迫しているのではないかと心配ですが今日は日曜日の為主治医の先生もお休み、明日まで大丈夫なのか心配です、帰るに帰れず帰るときは涙が出てしまいました。
少しでも穏やかに…ができない…
医療用麻薬があって良かったのかもしれない、本人の意識が朦朧としている事がせめてもの救い、そう感じてしまいます。
今晩は大丈夫か、毎日考えています、寝るときもスマホの音量を上げて電話がかかって来たときちゃんと気づけるように。
母がこんな状態の時に父も風邪をひいたらしく微熱があると具合悪そうで、母になにかあったらどうしたらいいのかと思ってしまいます、兄も顔を見にだけ来ましたがすぐに仕事に行ってしまい私一人で母を見守るのが心細いと初めて感じました。
母は口の中が乾き辛そうでしたので、薬局で口腔ジェルを買い塗ってあげました。
病院では口腔外科が週に何回か来ますが病棟の看護師さんは口腔ケアまではしてくれていないようで、少し苛々してしまいます。
もし口の中が乾いてしまって口をモゾモゾ動かしている方、口の中が乾いてしまっている場合があります、口腔ケアジェルを口の中全体に塗ってあげて下さい、少しは楽になると思います。
今日はこれをマツキヨで急ぎ購入して使いました。
病院ではリフレケアを紹介しているようでした、一度サンプルをもらい使った事がありますがこのリフレケアは味があるので好みがあるかもしれません。
あとリップも塗ってあげました、
何も食べれなかったり、飲み物もなかなか飲めなくなってしまうとどうしてもお口の中の環境が悪くなってしまいます、手術後とかもそうですね、お口の中の環境が悪くなる事で更に食べれなくなってしまったりするので口の中のことは私でもやってあげられることなのでできる限りやってあげたいなと思います。
明日も病院に行きますが少し逃げたい気持ちがあります、でもちゃんと行くこと、それしかできないので、気持ちをしっかり持って行きたいと思います。
2020年9月11日 今日の母。
こんばんはhachiです。
今日は、母と少し話ができました。
ちょっと返事がおかしいけれど、それでもなんとか会話は成り立ったと思います。
正直病室に入るのが怖いです、私だってわからなくなったらどうしようとか、今日は苦しんでないかなとか、でも勇気を出して毎日通います。
今日はTwitterで同じ境遇の方のお母様が旅立たれました、2019年の3月にTwitterを始め母と同じ病で闘う方やその家族の方と共に戦って来ているつもりでいます、そして旅立たれたと聞く度に涙が出ます、そろそろ私の母の順番かな…
でも本当にこの膵臓癌という病は完治が難しい病だということを実感しております、寛解された方の話を聞くと本当に心から嬉しく思い、母も頑張れ、そして私も頑張ろうという気持ちになります。
最近特に人の死について考えます、母が死ぬということを受け入れるために…
人はいつか死ぬし、私もいつか死にます、人それぞれ寿命があり病気でなくなる方はきっと寿命を全うしていることでしょう、そして次の命のために魂は旅に出る…人がいつか死ぬ時、が、今だっただけ、だと思うようにしています、また人間として生まれる人もいればお星様になる人もいるのかな、樹になる人もいるかな、私はなんだろう…できれば悲しみの無い世界に行きたいななんて考えながら。
そして涙を流し見送ってくれる家族がいる人はきっと死ぬ前に幸せだったと思うことでしょう、母は私が見送るし、きっと父も兄も見送ると思います、そしてきっとお迎えに来てくれる人も居ると思う、だから大丈夫。
私には見送ってくれる家族がいません、まだ諦めてはおりませんがw
夏の終わりが胸を締め付けますが、明日も勇気を出して病室のドアを開けようと思います。
タネ撒いてないし、植えてないのに毎年しっかり咲く、砂利でも、土でも、岩の間からも…強いね松葉牡丹、私よく自分のこと雑草って表現するけれどこれからは松葉牡丹にしようと思う。
今日はこんな気分。