40代独身生き方を考える 〜母の膵臓癌と介護離職と自分の人生〜

これからの時間どう過ごすか…日々考えながら試行錯誤して生きてます

父の後悔

こんにちはhachiです。

 

最近父が母にあれをしてあげればよかったとかこれをさせてあげれば良かったとかそんなことを言います。

確かに健康であれば出来たであろう事はたくさんある、美味しい物もたくさん美味しく食べられただろうし、行きたいところへもたくさん行けたんだと思う。

でも、私はそれを言う事は好きではない、過去に遡ってあーしとけば良かったとか、こーしとけばよかったとか…そんな事たくさんあるし生きていたってある、今は新型コロナウィルスの影響もあり、ハイリスクの母は買い物に連れ出すことすら出来なかったし入院すれば面会禁止だし…去年の今頃母の手術が終わり退院し飲むタイプの抗がん剤ティーエスワンを服用していた頃、温泉に行きたいと母が言っていた事があった、その時父は抗がん剤飲んでいる時に温泉なんてダメだと反対していた、今から思えばその時が1番元気だった頃でもある、体力的にも温泉は行けただろう、その事を今になって父は後悔している…でもそれは今だから思うことで、当時は温泉はもう少し回復してからという選択が1番良いと思ってその選択をした、その事を今になって後悔するのは違うと思う。

人は毎日小さな選択を繰り返し生きている、時に大きな選択もするだろう、その選択の積み重ねで今があり、選択を間違えたなと思う事だってある、でもその選択した事を後悔する事は違うと思う、ちょっと疲れちゃって母の看病がいい加減になってしまった、とか手抜きのご飯で済ませてしまったとかも同じだと思う。自分の選択を後悔しない為には自責で小さな選択から大きな選択までしていれば結果がどうであれ、その時はそれがベストだと信じてその選択をしたのだろうし、その時の精一杯だったのだから後悔は無い、自分を責める必要は無い、と胸を張って言っていいと思うし、後悔したり自分を責めたりしている人にも言いたい、そして父にもそうあって欲しいと思う。

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今日も病室でうとうとしている母の横で私もうとうとしたりテレビ見たり何を話すわけでもなく平和な時間が流れている。