40代独身生き方を考える 〜母の膵臓癌と介護離職と自分の人生〜

これからの時間どう過ごすか…日々考えながら試行錯誤して生きてます

2020年9月13日 今までで一番悪い状態

こんばんはhachiです。

 

今日の母は、呼吸が荒く苦しそうで病室にいるのが辛かったです。

胸水がまた溜まり肺を圧迫しているのではないかと心配ですが今日は日曜日の為主治医の先生もお休み、明日まで大丈夫なのか心配です、帰るに帰れず帰るときは涙が出てしまいました。

少しでも穏やかに…ができない…

医療用麻薬があって良かったのかもしれない、本人の意識が朦朧としている事がせめてもの救い、そう感じてしまいます。

今晩は大丈夫か、毎日考えています、寝るときもスマホの音量を上げて電話がかかって来たときちゃんと気づけるように。

母がこんな状態の時に父も風邪をひいたらしく微熱があると具合悪そうで、母になにかあったらどうしたらいいのかと思ってしまいます、兄も顔を見にだけ来ましたがすぐに仕事に行ってしまい私一人で母を見守るのが心細いと初めて感じました。

母は口の中が乾き辛そうでしたので、薬局で口腔ジェルを買い塗ってあげました。

病院では口腔外科が週に何回か来ますが病棟の看護師さんは口腔ケアまではしてくれていないようで、少し苛々してしまいます。

もし口の中が乾いてしまって口をモゾモゾ動かしている方、口の中が乾いてしまっている場合があります、口腔ケアジェルを口の中全体に塗ってあげて下さい、少しは楽になると思います。

 

今日はこれをマツキヨで急ぎ購入して使いました。

病院ではリフレケアを紹介しているようでした、一度サンプルをもらい使った事がありますがこのリフレケアは味があるので好みがあるかもしれません。

 

あとリップも塗ってあげました、

何も食べれなかったり、飲み物もなかなか飲めなくなってしまうとどうしてもお口の中の環境が悪くなってしまいます、手術後とかもそうですね、お口の中の環境が悪くなる事で更に食べれなくなってしまったりするので口の中のことは私でもやってあげられることなのでできる限りやってあげたいなと思います。

 

明日も病院に行きますが少し逃げたい気持ちがあります、でもちゃんと行くこと、それしかできないので、気持ちをしっかり持って行きたいと思います。

www.youtube.com

 

2020年9月11日 今日の母。

こんばんはhachiです。

 

今日は、母と少し話ができました。

ちょっと返事がおかしいけれど、それでもなんとか会話は成り立ったと思います。

正直病室に入るのが怖いです、私だってわからなくなったらどうしようとか、今日は苦しんでないかなとか、でも勇気を出して毎日通います。

今日はTwitterで同じ境遇の方のお母様が旅立たれました、2019年の3月にTwitterを始め母と同じ病で闘う方やその家族の方と共に戦って来ているつもりでいます、そして旅立たれたと聞く度に涙が出ます、そろそろ私の母の順番かな…

でも本当にこの膵臓癌という病は完治が難しい病だということを実感しております、寛解された方の話を聞くと本当に心から嬉しく思い、母も頑張れ、そして私も頑張ろうという気持ちになります。

最近特に人の死について考えます、母が死ぬということを受け入れるために…

人はいつか死ぬし、私もいつか死にます、人それぞれ寿命があり病気でなくなる方はきっと寿命を全うしていることでしょう、そして次の命のために魂は旅に出る…人がいつか死ぬ時、が、今だっただけ、だと思うようにしています、また人間として生まれる人もいればお星様になる人もいるのかな、樹になる人もいるかな、私はなんだろう…できれば悲しみの無い世界に行きたいななんて考えながら。

そして涙を流し見送ってくれる家族がいる人はきっと死ぬ前に幸せだったと思うことでしょう、母は私が見送るし、きっと父も兄も見送ると思います、そしてきっとお迎えに来てくれる人も居ると思う、だから大丈夫。

私には見送ってくれる家族がいません、まだ諦めてはおりませんがw

夏の終わりが胸を締め付けますが、明日も勇気を出して病室のドアを開けようと思います。

 

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 タネ撒いてないし、植えてないのに毎年しっかり咲く、砂利でも、土でも、岩の間からも…強いね松葉牡丹、私よく自分のこと雑草って表現するけれどこれからは松葉牡丹にしようと思う。

 

youtu.be

今日はこんな気分。

 

もう会話もできないのだろうか…

こんばんはhachiです。

 

今日も母の病室で数時間穏やかに過ごせました、ただ、もう会話が成り立たなくなっています。

病室に入ったら、

「えっどうしたの?」って…凄くビックリされてしまいました、いつもと同じ時間に同じように来たのに…

また最近は飲み物もあまり飲んでいないらしく、いつも500ミリのペットボトル2本分お茶を入れて持っていくのですが昨日持ってきたお茶が一本の半分しか無くなってない、他の飲み物も飲んでないようでした。

冷蔵庫を整理して、椅子に座ると

「もう帰らないとね、来てくれると思ってなかったから嬉しかったわ」って…今来たところだし毎日来てるのに。

黙って座っていることしか出来ませんでした、そして母はうとうと、寝たり起きたりしながらぼーっとしています。

今日は会話は出来ませんでした、日に日に弱っていくのが分かります、でも今までは会話は成立していたのに、もう会話をする事できないのかな…そう思うとなんだか寂しくなり涙が出ました。

母はあと何日だろう…

最後まで変わらず毎日同じ時間に病院に行き、同じ時間に帰る、それしかできないけれど最後まで変わらず通い続けます。

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夏ももう終わりですね、頭の中を夏の終わりのハーモニーが流れています。

 

 

意思疎通が取れないこと

こんばんはhachiです。

 

母の医療用麻薬の量が増えて数日、言葉を交わしても返事は質問とは違う答えが返って来ることが多くなりました、また小さな音に敏感になっているのか「今の音なに?」とよく聞きます。

歯ブラシを渡して歯を磨いている途中で寝てしまったり、食事もスプーンを持ったまま寝てしまいます、お薬も忘れます、私がいる時はいいのですが他のお薬の時は飲んでいるのだろうか…誤飲したりしないのだろうか…と心配です。

また何よりも意思疎通が取れていないことを感じ辛いです、でもどこかでよくわからなく眠っている時間が長い方がいいのではないかと考えている自分もいます、逃げなのかもしれません、ごめんなさい。

腹水ですが相変わらずです、ただボーッとしているせいか飲み物を飲む量が減りその分なのかどうかわかりませんが少し腹水による足のむくみや、身体のむくみは少しだけ治ってきているように感じます。ただ、主治医のお話だと飲む量はあまり関係ないとのことなので関係ないかもしれませんね。

 

あぁもうすぐなのかな…と感じます。

 

奇跡が起きて、癌が消えてしまえばいいのに…と思ったりしますが夢ですね、でも願う気持ちはまだ持っていようと思います。

 

癌という病気が治る病気になればいいのに、予防的な医療がもっと発展すればいいのにと願っています、私自信、遺伝子検査上癌リスクは高いですし、一番高いリスクは膵臓と大腸と出ています。

自分の今までのちょっとした病気から考えるに胃癌か乳がんか子宮癌かなと思っていたのですが膵臓、大腸と聞いて、真実味があって嫌でした。

私は昨年末胃カメラ検査でピロリ菌に感染し、急性胃潰瘍で2週間入院しました、ピロリ菌に一度感染すると胃癌リスクが上がると聞いていますのでそれも心配です、乳がんについては乳腺嚢胞といって乳腺に水が溜まります、胸がパンパンになり痛いのですが特に悪性でない場合が多いそうです。

あと、心配は片頭痛です、もうかれこれ20年近いお付き合いをしています、今年の3月に帯状疱疹ワクチンが片頭痛の患者さんにも接種可能になり私もワクチンを接種したいのですが、私の住む街ではまだ接種してくれる病院を見つけられておりません。

私もこのまま一人で生きていく為には(まだ色々と諦めてはおりませんが…w)健康第一なので健康診断などは欠かさないようにしたいと思っています。

ピロリ菌感染と胃癌の関係、乳腺嚢胞、片頭痛帯状疱疹ワクチンについてまとめてみました。帯状疱疹ワクチンについてはまだ会員限定記事が多く嫁なものが多かったのでオムロンメディカルさんの記事から引用してみました。

 

乳腺嚢胞について日本大学病院がわかりやすく解説してくれていました。

www.nihon-u.ac.jp

ピロリ菌と胃癌については武田薬品工業株式会社さんがわかりやすかったです。

www.pylori-story.jp

片頭痛帯状疱疹ウィルスについて。

www.healthcare.omron.co.jp

今はそこまででもないちょっとした持病も前向きに治療していこうと思っています、これを読んでいる方で同じ持病をお持ちの方のお役に立てれば幸いです。

医療用麻薬について

こんばんはhachiです。

 

昨日から母の医療用麻薬の量が増えました、なんだかボーッとしているし、一つの動作をすると寝てしまったりご飯の時もお箸やスプーンを持ったまま食べるでもなくボーッとしていたりしています、痛み止めの医療用麻薬の量を増やした事が原因ですね。

医療用麻薬について全く知識がないので調べてみました。

www.shionogi.co.jp

シオノギ製薬さんのHPによると痛みがなく、モルヒネを投与されていない人の脳内では、ドパミンの放出は抑えられていて、モルヒネが投与されることにより、ドパミンが大量に放出され、快感状態になり、これが長く続くと中毒状態になってしまうということでした、また、痛みがあり、モルヒネを投与されていない人の脳内でも、ドパミンの放出は抑えられていますが痛みがあるときは、モルヒネが投与されてもドパミンの放出が抑えられるため、快感・中毒状態にはならないそうです。

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www.shionogi.co.jpより引用

こう言ったメカニズムがあったのですね、知らなかったので少し安心しました。

麻薬と聞くとどうしても怖いイメージだったのですが、正しく理解して、適量を処方してもらい、母の痛みを和らげ、少しでも穏やかに過ごせてもらえればいいなぁと思います。

不思議と、麻薬を使っていると母は食事をします、食べる?と聞くと一口だけと言って私が持っていったおかゆや、フルーツを食べてくれます、やはり痛みの苦痛や腹水による圧迫感が無いと食べてみようと思えるのでしょうか。

腹水は相変わらず抜いても溜まってしまっているのできついのだと思います、お腹も足もパンパンなので…

 

今日母が私がご飯を食べているところを見て、にこーーーって笑ったんです、小さな子供が食事をしているのを見るかのように…なぜかその顔が忘れられなく、涙が出てしまします、覚悟はしているし、いつどうなるかわからないことも理解していますが、きっとあの顔を私はずっと忘れないと思います。

 

オムツについて

こんばんはhachiです。

 

今日はオムツについて、母は5月頃から家でオムツをつけるようになりました、トイレが間に合わない事があるようになったからです、この時はまだパンツタイプのものを万が一の為に履くと言った感じでした、私は大人用オムツの知識が無く何を買って良いのか分からずスマホ片手にオムツを検索しながらドラッグストアを怪しまれるくらい長い時間ウロウロしていました。

ユニチャームさんの大人用オムツの選び方

jp.lifree.com

エリエールさん大人用紙オムツの選び方

www.elleair.jp

どちらのページも簡単な選択肢を選択するだけで合うオムツを選んでくれました、あとは使ってみないと分からなかったのでお試しのものを購入したり、結局山ほど購入してしまっていました。

母曰くライフリーとウィスパーうすさらシルキーが良かったそうです。

でもこのウィスパー途中からドラッグストアで見なくなってしまいました、Amazonなどではまだ売ってるので廃盤という事ではなさそうです…

また家でのオムツの処理にとても良かったのはオムツが臭わない袋でした、

 

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ちょっとお値段的に高価だったので買うのを悩んだのですが、これ本当に臭わないんです、こんなに良いものがあるのですね…

今現在母は病院で用意してくれてるオムツを使っていて寝たきりのためお尻に出来物や床ずれにより痛くてオムツ交換もままならない状態になってしまっています、皮膚科の先生にも見て頂いていますがなかなか改善されないようで病院のオムツが肌に合わないのか、腹水による体重の増加が影響しているのか私が病室にいる間も痛いと何度も言うので何とか改善してあげたいのですが何も出来ない自分が嫌です。

もう少し腹水コントロールがうまくいけば自分でトイレに行くこともできるようになると思うのですが、なかなか難しそうです。

 

 

 

 

父の後悔

こんにちはhachiです。

 

最近父が母にあれをしてあげればよかったとかこれをさせてあげれば良かったとかそんなことを言います。

確かに健康であれば出来たであろう事はたくさんある、美味しい物もたくさん美味しく食べられただろうし、行きたいところへもたくさん行けたんだと思う。

でも、私はそれを言う事は好きではない、過去に遡ってあーしとけば良かったとか、こーしとけばよかったとか…そんな事たくさんあるし生きていたってある、今は新型コロナウィルスの影響もあり、ハイリスクの母は買い物に連れ出すことすら出来なかったし入院すれば面会禁止だし…去年の今頃母の手術が終わり退院し飲むタイプの抗がん剤ティーエスワンを服用していた頃、温泉に行きたいと母が言っていた事があった、その時父は抗がん剤飲んでいる時に温泉なんてダメだと反対していた、今から思えばその時が1番元気だった頃でもある、体力的にも温泉は行けただろう、その事を今になって父は後悔している…でもそれは今だから思うことで、当時は温泉はもう少し回復してからという選択が1番良いと思ってその選択をした、その事を今になって後悔するのは違うと思う。

人は毎日小さな選択を繰り返し生きている、時に大きな選択もするだろう、その選択の積み重ねで今があり、選択を間違えたなと思う事だってある、でもその選択した事を後悔する事は違うと思う、ちょっと疲れちゃって母の看病がいい加減になってしまった、とか手抜きのご飯で済ませてしまったとかも同じだと思う。自分の選択を後悔しない為には自責で小さな選択から大きな選択までしていれば結果がどうであれ、その時はそれがベストだと信じてその選択をしたのだろうし、その時の精一杯だったのだから後悔は無い、自分を責める必要は無い、と胸を張って言っていいと思うし、後悔したり自分を責めたりしている人にも言いたい、そして父にもそうあって欲しいと思う。

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今日も病室でうとうとしている母の横で私もうとうとしたりテレビ見たり何を話すわけでもなく平和な時間が流れている。