40代独身生き方を考える 〜母の膵臓癌と介護離職と自分の人生〜

これからの時間どう過ごすか…日々考えながら試行錯誤して生きてます

月に1度の逃避行

こんばんはhachiです。

 

日々両親の介護に明け暮れていますが、月に1度、私は逃避行することにしています。

逃避行というのはどこか近場で1泊旅行に出るという事なんですが、これには2つの理由があります、

・自己犠牲の概念に囚われないため。

・母親に病気でも家事を忘れさせない為。

バリバリの働き盛りに離職し、何で実家に戻り今私は家事をしていなければならないのか、私の時間を返して欲しい、この歳で離職したことで将来もう戻れないであろう仕事への悔しさと将来の生活への不安。でもその反面、自分の両親の最後は自分が面倒を見てあげたい、なるべく不自由の無い生活、食べたいものを食べさせてあげたい、重い荷物など大変な事はやってあげたい、とも思っており、日々葛藤の中にいるわけです。

日々の生活の中、病気を患っているとはいえ、両親とは口げんかにはなるし、20数年一緒に暮らしていなかった家族が一緒に暮らし始めるとお互いにストレスにもなるし、母の城であったキッチンは既に私の城になりつつある、こんな状態では母が手を出しづらいだろうし、歳を取って家事をしなくなると、しないではなく、出来なくなってしまうというのを感じているので体の調子が良いであろう日を選び家を空けるというのを月に1度実践している。初めて家を空けた時は心配だったが抗癌剤治療中の母でも私がいない時の方が生き生きとしている感じを受けたので、買い物と、温めれば食べられるように食事の作り置きをして、家を空ける事に決めた。

この月1逃避行を始めてから、私の精神状態も安定したし、それより何より母が起きている時間が多くなり、食事を作る時もたまに参加してくるようになりました。抗癌剤の影響で白血球が減少している為外には出られない、副作用で髪は抜け、体は動かなくなり、痩せ細り、ゆっくりしか歩けない、階段も登れないけれど、自分の城であったキッキンを私に占領され手を出してはいけないと思っていた場所に入れるようになり、たまには自分で簡単な食事を用意できるようになった事は本当に良かったと思う。70歳を過ぎて料理をしなくなると本当に出来なくなってしまうので過保護になるだけではダメなんだなと思い知らさせました。

 

今日はその逃避行の日です、1日家の事を忘れてゆっくりします。

逃避行先のレポもあげていきますので、よろしければご旅行の参考に。

 

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